ベルベル人の集落、アイトベンハッドゥ

みなさんはモロッコと聞くとどんな言葉を次に思い浮かべるでしょうか。

砂漠?

アフリカ?

アラブ?

最近はインスタ映えで有名な「青の街」とも呼ばれているシャフシャウエンや港町のカサブランカなど、

有名どころの都市名を思い浮かべるかもしれませんね。

大学時代、私は友人複数人と1週間ほどモロッコを旅したことがありました。

カサブランカ、マラケシュ、フェズ、砂漠ツアー、ラバトの順で旅行したのですが、

中でも良くも悪くも2泊3日の砂漠ツアー(メルズーガ砂漠)が一番印象に残ったので、

今回は砂漠ツアーで私が経験したことについて書こと思います。

砂漠ツアー前日。

モロッコ 蛇使い

マラケシュのメディナ(旧市街)の中にある、なんとも怪しい旅行会社…

といってもただ小屋のなかに机と砂漠ツアーを説明するための地図とかが置いてあるような場所で、次の日出発の砂漠ツアーに申し込みをしました。

日本から行くとなるとツアーを日本で申し込んでから行くかもしれませんが

(圧倒的にその方が安全でしっかりしている)

学生でお金のない旅行をしていた私たちは、料金はかなり安いが管理のずさんそうなその旅行会社?に頼ることにしたのです。

明らかに偽物の「PR〇DA」と書かれたキャップを被ったその旅行会社のおじさんは、

3日間に寄る場所、

ツアー料金にはご飯以外のほぼすべてが含まれていること、

2泊目の砂漠のキャンプ地にはきちんとしたトイレがあること(これが後に重要となる)、

砂漠ツアー終了後フェズという都市に行くためには130~200ディルハム(日本円で約1500円~2500円)くらいかかることなどを簡単に説明してくれました。

砂漠ツアー1日目。

砂漠ツアーといっても1日目はメルズーガ砂漠に向かう途中にある観光地巡りのみ。

ベルベル人の集落、アイトベンハッドゥ

アイトベンハッドゥと呼ばれるベルベル人の集落を見たり、

アラビアのロレンスの撮影地となった場所を見たり、

楽しい観光という感じでした。

ただ、1つだけ悔しかったのが、途中のサービスエリアのような場所で必要以上に高いスカーフを買わされたこと。

「スカーフを巻かないと砂漠でラクダに乗れない」

「ここで買わなければもう砂漠までスカーフは買えない」

などと散々嘘をつかれ、

(2日目に寄った売店にもスカーフは売っていた)

「ここには30DH、80DH、120DHのスカーフが売られているが、30DHのものは少し濡れただけで色がついてしまうので買うべきではない」

(モロッコの物価で考えればまだ値切れる値段)

などと中グレード以上のスカーフを押し売り、

挙句の果てには私たちが「30DHのを買わせてくれ」と言うと

「30DHのスカーフはここには置いていない」などと言われ…

結局80DH(約900円)のスカーフを買わされました。

どうやらモロッコ商人は日常的に嘘をつくようです。

日本人にしてみれば安いけれど。

この日の夜は、シャワーなどの設備の整った割とまともなホテルに宿泊することができました。

ここまで長々と書いてしまいましたが、

砂漠ツアーで経験した様々な印象深すぎる経験はまだまだ続きます。

これ以上書いているとあまりにも記事が長くなってしまいそうなので、

別の記事に分けて砂漠ツアー2日目以降の記事を書いていこうと思います。

2日目は待ちに待ったメルズーガ砂漠にあるキャンプ地での宿泊。

あの怪しいおじさんが説明してくれたように、

本当にきちんとしたトイレはあるのか、ないのか?

(と書いている時点で答えを言ってしまっているようなものですが…)

本当に、私たちはその値段でフェズまで行くことができるのか?

(これも書いている時点で一波乱あることがばれてしまいますね)

次回に続きます。