中央ヨーロッパ

ウィーンの人気カフェ巡り!【ホテルザッハー&デメル】

ウィーン ホテルザッハー ザッハトルテ

ウィーンは音楽の都と言われ、優れた芸術を見にたくさんの人が世界中から訪れます。

しかし、ウィーンは芸術だけでなくおいしいコーヒーや紅茶、ケーキ、スイーツにおいても有名なんです。

今回はそんなウィーンのグルメな面について紹介します。

 

まずは本場のザッハトルテについて。

ウィーン ホテルザッハー ザッハトルテ

ウィーンのオペラ座すぐ近くにあるホテルザッハーは、ザッハトルテを一番最初に出したお店だそうです。

せっかくウィーンに来たのだから、と私たちもホテルザッハーを訪れました。

注文したのは、ビーフシチューとザッハトルテ、そしてウィーナー紅茶です。

小さなテーブルがいっぱいになってしまいました。

ここに来るお客さんたちのほとんどはザッハトルテと飲み物だけをオーダーするのかもしれません。

 

ビーフシチューは、濃厚な味でしたが、しつこさはなかったです。

パンと一緒に食べました。

ザッハトルテは、ほんとうにおいしかったです。

ケーキの表面は固めのチョコで覆われており、中にはフルーツのジャムのようなものが入っています。

ホイップクリームが付け合わせにあり、一緒に食べます。

ホイップクリームも、あっさりしていて、甘さがしつこいということはなく、最後までおいしく食べられました。

 

そしてウィーナー紅茶。

これはあまり期待していなかったのですが、思いがけず、とても良い紅茶でした。

紅茶に苦味などはなくすっきりとした味わい。

日本でも入手可能だったらリピートしそうなくらい、良かったです。

 

ホテルザッハーの他にも、おいしいと有名なカフェ、DEMELに行きました。

ウィーン カフェ DEMEL

ここはウィーンに本店を構えるお店です。

このカフェは、内装が赤や茶色を基調としていて温かみがある雰囲気で、シックさがありました。

 

ウィーン カフェ DEMEL

頼んだのは温かいオレンジリキュール入りのウィーナーコーヒーとチョコレートケーキ2つ。

カフェにあるショーケースの中に、キラキラしたかわいらしいケーキがたくさんあって、1つだけ選ぶことができず、2つの種類のケーキをオーダーしてしまいました。

店内の他のお客さんの中には、新聞を読んでいるおじいさんなども見かけるなど、静かで落ち着いていました。

おいしいケーキを食べながら、観光の間のちょっとした休憩にもぴったりです。

このカフェの場所はウィーンのオペラ座界隈から徒歩15分ほどです。

 

おいしい紅茶やスイーツ、と聞くとフランスのパリが思い浮かぶ人が多いと思いますが、ウィーンも負けてません!

シックでおしゃれなカフェで優雅なひとときを過ごしてみてください!

本場ウィーンのオーケストラ、ウィーンフィルのチケット入手方法をお教えします!

ウィーン オーケストラ ウィーンフィル

年末年始のコンサートで有名なウィーンフィル。

人生に一度は聞きたい演奏。

前記事、「バルセロナでのカタルーニャ音楽堂で本場フラメンコを楽しもう!」でお伝えした通り、クラシックの生演奏を聞きたくなってしまい、ウィーンフィルを聞きに行ってきました。

 

ウィーンフィルに行くにあたり、チケットを取ろうと思ったのですが、入手方法がよくわからず、結構苦労しました。

というのも、インターネットで調べてみると、入手困難と言う情報があり、一度は取れないのかと諦めてしまいました。

そこで、今回は、どう取ればよいかについてお伝えします。

 

演奏場所は、ウィーンの学友協会。

ウィーン オーケストラ ウィーンフィル

この音楽堂は、天井に絵が飾ってあり、シャンデリアも多く、壁や天井は黄金で彩られています。

豪華絢爛という言葉がまさにふさわしい場所でした。

年末年始のニューイヤーコンサートでは、色とりどりの花が並べられ、さらにゴージャスになるようです。

 

観覧席は、ランクがわけられており、ランクごとに値段も変わります。

平土間席という一階にあり、管弦楽団の目の前の席は、一番人気が高く、値段も一番高くなります。

その両サイドにある席や二階席、二階席の両サイドの席とランクが低くなっていき、値段も下がります。

ランクの高い席は限りがあるため、チケットの額面に加えて60%から100%ほどの手数料を払うこととなります。

良心的な手数料を設定しているオテロチケットオフィスはおすすめです。

日本人のスタッフもおり、日本語でチケットを買えます。

 

ランクが低い席は、当日、額面通り入手できることが多いです。

演奏会の会場前でチケットを持って立っている人がたくさんいます。

これらの人は、演奏会に来れなくなった人の代わりに売りに来ている人です。

そのチケットの中で気に入る席を選び、直接交渉します。

運が良いと額面よりもお安くゆずってくれることもあるそうです。

 

私は二日間、同じ曲目を聞いたのですが、一日目は平土間席、二日目は二階席の後方でした。

平土間席では、管弦楽団の演奏者の顔が一人ひとり見れるほど近かったです。

二日目の二階席と比べると、演奏者との距離が近く、演奏者たちの息づかいや本気度を感じ、迫力がすごかったです。

二階席の後方だと、演奏者だけでなく、会場全体が見渡せるので、会場の黄金の装飾をより広く見れます。

 

平土間席でも、二階席でも、音楽の聴こえ方は、素晴らしかったです。

心地よい音色に包まれているような感覚でした。

平土間席からだと以下の写真のように、演奏者との距離がとても近いです。

ウィーン オーケストラ ウィーンフィル

 

観客は、高齢の方々が多い印象。

演奏会が社交の場となっているようでした。

みなさんスーツやドレスなど、フォーマルな服を着ています。

ウィーンフィルの演奏会では、ドレスアップすることがマナーとなっています。

 

素敵なお洋服を身にまとい、ゴージャスな空間の中で世界屈指の生演奏を聴く、という素晴らしいひとときでした。

みなさんも、是非一度行かれてみて下さい!

スロベニア観光【首都リュブリャナ~ブレッド城~ポストイナ鍾乳洞を巡る】

スロベニア 洞窟城 プレッドヤマ城

みなさんスロベニアという国はご存知でしょうか。

今回はスロベニアの見どころや観光の仕方を紹介します!

 

スロベニアは小さい国なので、首都を拠点に様々な見どころを網羅できるのが特徴です。

2~3日あれば、満足のいく観光ができます。

 

☆ 首都リュブリャナ

とてもこぢんまりとしていて観光しやすいです。

1時間あれば中心地の端から端まで歩けるほどです。

写真は、リュブリャナの市場の様子です。

 

スロベニア 首都 リュブリャナ 

 

見どころ

➀ リュブリャニツァ川クルーズ

首都の真ん中を流れる川を45分でクルーズしてくれます。

中心地の見どころを船から見ることができます。

 

➁ フランシスコ教会

ピンク色の見た目がかわいい教会です。

礼拝も見学可能ですが、礼拝中の出入りは厳禁です。

 

スロベニア リュブリャナ フランシスコ教会

 

➂ リュブリャナ城

ケーブルカーで丘を登ります。

リュブリャナの街を一望できるスポットです。

 

※路上には様々なお店が並んでいたり、市場があったり、ついつい目をお店に向けてしまいますが、そのすきに鞄の中に手をいれられ、スリ未遂に合いました。

現地に住んでいる日本人の方に会った際に、特に土日は人も多いので注意が必要と言われたので、スリが横行しているようです。

訪れた際は注意しましょう。

 

☆ ブレッド湖付近

首都リュブリャナからバスで約1時間30分。

鉄道での行き方もありますがバスの方が安く、そして本数も多く、見どころの近くに停まるので観光しやすいです。

 

スロベニア 聖母被昇天教会 ブレッド城

 

見どころ

➀ ブレッド城

湖面の断崖に建っています。

歩いて登りましたが、意外とあっという間に上ることができました。

このブレッド城からは、ブレッド湖そしてこれから紹介する教会が一望でき、フォトスポットとなっています。

 

➁ 聖母被昇天教会

ブレッド湖の真ん中にある島に、この教会は佇んでいます。

ボートに乗って島に行きます。

 

☆ ポストイナ鍾乳洞

前半はトロッコに乗って見学するのでちょっとしたアトラクション気分を体験出来ちゃいます!

後半は洞窟内を歩き回ります。

かなりスケールの大きい鍾乳洞なので一見の価値ありです。

日本語のオーディオガイドを借りて見学しましょう!

 

スロベニア ポストイナの鍾乳洞 洞窟

 

☆ 洞窟城

ポストイナ鍾乳洞から近くタクシーで30分ほどです。

ポストイナ鍾乳洞に訪れた際は一緒に行ってみてはどうでしょうか。

ちなみにバス等がないためタクシーでないと移動が難しいです。

スロベニアの物価は日本と比べると安いため、そこまで費用の負担は大きくなりません。

 

スロベニア 洞窟城 プレッドヤマ城

 

このお城はその名の通り、洞窟とお城がくっついているっという珍しい建物。

冒険心がくすぐられますね!

そしてここは城主エラゼムが家来に裏切られ殺された場所でもあります。

霊感が強い人は何か感じるかも。

ちょっと怖いミステリースポットです。

 

いかがだったでしょうか。

スロベニアにはまだまだ私たちの知らない魅力が詰まっています!

近隣のヨーロッパ諸国(オーストリア、ハンガリー、クロアチア、イタリア)などを訪れた際に立ち寄ってはいかかでしょうか。

 

プラハ城の美しい景色とトナーホラの骨でできた教会?!【チェコ共和国】

トナーホラ ドレツ納骨堂 内装1

中央ヨーロッパ、ドイツとポーランドの間に位置するチェコ共和国。

まるで子どもの頃に読んだ絵本のような街並が広がる美しいこの国には見所がたくさん。

そんな中で私がおすすめする歴史的建物を2つ紹介します。

 

 

【プラハ城】

チェコで最も有名な建築物です。

小高い丘の上に立つプラハ城は上からみても下からみても美しく目を奪われます。

 

チェコ プラハ城

こここそ、まさに絵本の世界と言えるほど、欠かせない観光スポットです。

 

 

 

 

プラハ カレル橋

プラハ城へ行く際は、カレル橋という橋を渡っていくのがおすすめ。

1357年カレル4世の命令で約60年の歳月をかけて完成した橋です。

いたるところにチェコの歴史上の人物像が建っています。

 

プラハ城の周りにはお土産や可愛いお店もたくさんあるので是非、お立ち寄りください。

 

プラハ城から眺めた景色

プラハ城より眺めた景色はプラハの街を一望できこちらも絶景です。

本当は夜景が一番きれいだそうですが、私は時間の都合上お昼に行ってきました。

景色を楽しみたいのであれば、ぜひ夜に行ってみて下さい。

 

 

【1万人の骨でできた教会】

プラハからすこし離れたトナーホラという街にあるのがセドレツ納骨堂です。

世界各国様々な教会がありますが、ここの教会は本当に特殊でした。

まず、教会の目の前には墓地が立ち並び異様な雰囲気に包まれていました。

私が行った時の天気が曇りだったせいもあり、悪寒に襲われました。

そして、教会の中に入ると更なる衝撃が待っています。

 

トナーホラ ドレツ納骨堂

なんと骸骨だらけ!!

私はチェコ人の友人に何も知らされず連れてこられたため、かなり驚きました。

「悪魔崇拝?! どういうこと?!」

と疑問と恐怖が湧く中、恐る恐る中へ…

するとさらに衝撃的な内装になっていました。

 

トナーホラ ドレツ納骨堂 内装1

トナーホラ ドレツ納骨堂 内装1

シャンデリアに見立てた骨の装飾やその他たくさんのオブジェ。

 

チェコ人の友人に

「これって全部、偽物だよね?」

と聞くと、

「そんなわけないじゃん。本物の人骨だよ!」

とあっさり言ってくれました。

思わず、5秒ほど固まってしまいました。

 

どうして人骨が装飾に使われているのか?

あとで調べたらこんな史実がありました。

 

14世紀のことです。

チェコ周辺でペストという伝染病が大流行しました。

感染者は多く、数万人が亡くなったと言われています。

当時この場所には墓地があり、そこには約3万人の犠牲者が埋葬されたんだそうです。

また、伝染病の流行がおさまった頃、宗教的な争いが起こってしまいました。

その争いで約1万人の方が亡くなり、墓地へ埋葬されました。

合計約4万人の方が埋葬されたこの墓地に教会を建てることとなり、その際、掘り起こされたのが大量の人骨。

教会ではその人骨を教会の地下に納骨堂を作って納めることにしました。

そしてその人骨を使って装飾を施したのです。

 

骨の装飾は慰霊の意味があったのですね。

怖かった気持ちも少し死者を悼む気持ちにかわりました。

霊感がある人や怖いものが苦手な人にはおすすめできませんが、チェコの歴史が垣間見えるとても興味深い場所となっています。

 

いかがでしたでしょうか?

ヨーロッパの歴史が凝縮されたチェコ共和国。

ぜひ、皆さんも足を運んでみて下さい。