カナダの西の玄関口、バンクーバー郊外にあるスティーブストンの町をご紹介します。

このスティーブストン、日本ではあまり知られていない土地ですが、カナダの中で最も日本に関係の深い町のひとつで、町をぶらぶら歩いていると、至るところで日本を感じさせる建物を見つけることができます。

☆  漁業の町、スティーブストン

カナダ スティーブストン フィッシャーマンズワーフ

スティーブストンの町はバンクーバー空港からほど近く、車を南に走らせること20分足らずで到着します。

日本からの観光客には、まだまだ知られていないこの町ですが、地元ではちょっとした人気の観光スポット。

フレーザー川とジョージア海峡にぐるりと囲まれた町は、漁業が盛んで、捕れたての魚介類を積んだ漁船が毎朝ハーバーに停泊し、地元の買い物客と観光客とで賑わいます。

カナダ内陸では、めったに見ることのできないウニやイクラも、ここならば手に入ります。

捕れたてすぐに冷凍保存した「サシミ・グレード」と呼ばれる魚介類が目玉商品です。

カナダ スティーブストン フィッシャーマンズワーフ

☆ 可愛らしいお土産屋さんが立ち並ぶハーバー沿い

カナダ スティーブストン ハーバー沿い

近年ここバンクーバーは香港や中国からの移住者が増えていることから魚介類は地元の人にとっては欠かせない重要な食材のひとつ。

また、寿司をはじめとするシーフードのレストランも人気で、スティーブストンの漁港は、バンクーバーの台所を支える重要な役割を果たしています。

さらには、この辺りは近年急激に住宅地としての開発が進んでおり、人気エリアとなっています。

そんなスティーブストンの町の歴史は約140年前まで遡り、明治時代だった日本からの入植者と共に始まります。

漁業としての好立地を利用して、当時、大きな魚の缶詰工場ができたこの町にアジアやヨーロッパ各国から移住者が集まりました。

日本人は約2000人、全体の3分の2を占めており、魚釣りや漁船造り、缶詰工場での労働に携わったとのことです。

☆ 一世紀前に活躍したシップヤード

カナダ ブリタニア・シップヤード・ナショナル・ヒストリック・サイト

日本人が主に中心となって築いてきたこの町の歴史的建造物は今も大事に扱われ、最初に建てられた造船所や当時の漁民たちが暮らしていた民家が、国定歴史跡地「ブリタニア・シップヤード・ナショナル・ヒストリック・サイト」として当時を再現、保存、そして展示されています。

カナダ シップヤード Murakami House

上の写真はMurakami家が暮らしていたお家、Murakami House。

広島から移住し、漁船造りの重要人物だったこと、10人の子供がいたことなど、一家の歴史が細かく記され、展示されています。

カナダ式に建てられた家屋ですが、台所の後ろに大きなお風呂場が増設され、日本式の深い湯舟があるのが特徴的。家を囲む庭は、現在も保存委員会の方が手入れをしていて、まるで今も村上一家が住んでいるかのように再現されています。

カナダ シップヤード Murakami House

当時はヨーロッパから持ってきたものを中心に生活していたようです。

☆ この町にきたらシーフード!

カナダ スティーブストン シーフード

ひとしきり町の歴史を学んだあとは、町の産物であるシーフードを堪能できます。

至るところで見かけるのはフィッシュ&チップスの看板。

鮭、ヒラメ、タラなどを揚げたものに、ポテトフライが付いてきます。

また、日本人ならやはり生のお魚、ということで、お寿司屋さんに入るのもお薦めです。

日本から年間多くの観光客がバンクーバーに訪れますが、スティーブストンまで足を延ばす方は、ほんのわずか。

機会があれば、ぜひ、空港からわずか20分足らずのこの町にて、カナダ開拓時代に遥か海を渡ってきた我々の先祖たちの築いたこの町を訪問してみて下さい!

●アクセス:バンクーバー空港からのアクセスは、レンタカー利用のほか、空港から出ている電車(カナダライン)とバスを乗り継いで訪問することができます。

●漁船が立ち並ぶスティーブストン・ハーバーでの営業時間は、通年営業。

お正月とクリスマスはお休みする漁船もあるとのこと。

漁業ボート次第で売り切れたらお終いとなるとのことで、10時頃が最もお薦めだそうです。

●ブリタニア・シップヤード・ナショナル・ヒストリック・サイトは、毎日オープン。

冬季は12時から17時、夏季は10時から17時、入場無料。

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