アジア

プネーの街角でガネーシャの像を売る少年と出会う。

ガネーシャの像

バタバタと道中を経て、ここからはインドらしいゆっくり旅になります。

朝の人影少ないプネーの街中、移動に疲れた私は仮眠をとりたく宿を探しました。

都合よくすぐに見つかり、値段は少々高めでしたが疲労と睡眠欲には勝てず、

窓一つない暗い部屋で朝から爆睡…ZZZZZ

思えば光のない部屋で正解でした。

 

うつらうつら、何度か目を覚ましたものの真っ暗な室内のお蔭?で、起きたのが夕方。

もう一泊世話になる、と宿主のおばさんに告げて街中散策に出ました。

 

ガイドブック等を持ち歩かない主義なので、自慢の嗅覚を頼りに歩いていると、程なくして土産売りに遭遇。

自分より若干若そうな、二十歳そこそこの仏像売りの青年でした。

 

当然インド人である彼もまた、約30センチ以内であろう至近距離まで顔を近づけてきて商売を始めます。

その眉毛の濃さったら!この距離感がたまらない!!

 

「この仏像を買うとね、人生が凄―くハッピーになるよ!」

 

ガネーシャの像

当時はよく判らなかったけど、後から思うとそれはガネーシャの像。

7,8センチ位の高さの真鍮製と思われるもの。

ガネーシャといえば商売の神様でもありますね。

それを眉毛青年は300ルピーでいかがか?

とあれこれ熱弁を奮います。

アジア旅の面白い所ですね。

 

手にしてみると遠目で見るより精巧に鋳造された像で、正直持っていてもいいかな…

と思うような精度のものでしたが、初日から自分土産の購入欲が湧いているはずもなく、

ましてや300ルピーという高さ、そのうえ寝起きのテンションも相成って、

「またね、ありがとう」と通り過ぎました。

 

しかし相手もインド人。

子犬の如く後からついてきます。

インドのみならずアジア旅をされた方でしたら、誰しも経験のある場面だとおもいます。

 

「じゃあ、250ルピー!… 230ルピー!!、こっちの太鼓もいい音だよ!!トントン♩」

 

結局かれこれ二時間近く付いてきた彼に少々飽きてきて、近くのチャイ屋に入ってもテーブルの横までぴったり。

お腹が空いてターリー(インドの定食)を注文して食べ始めても離れない。

そのうち「あなたの商売は?、家族は?」

はたまた「日本の税金は?法律には満足か?」

調子が出てきて「なぜ生きる?、人の為、何ができる?」

とうとう「30ルピーでどうだ!!」

 

結局、お金もないし、土産もいらない。

「荷物になるから」と突き放したら、彼はくれる街に消えていった。

全うな商売人だとつくづく感心しました。

人は皆商売人…

 

自分ははたして、自身の何をどんな形で売り込めるのかな…

なんて事を空になったターリーの皿をうつろに見つめながら考えた時間でした。

 

ラオスの夜間バスは危険!山賊に襲われる危険性あり。【バンビエン~ルアンパバーン 旅行記】

ルアンパバーンのナイトマーケット

安くて便利なバス移動ですが、

ラオスでは夜間にバスを使った移動は控えるようにと言われています。

今回は、ルアンパバーンへバス移動する際に実際に起きた体験談を綴りたいと思います。

 

バンビエンから約4時間。

ようやくルアンパバーンに到着です。

ルアンパバーンは町全体が世界遺産の自然が豊かなとても魅力のある観光地です。

 

ルアンパバーンのナイトマーケット

夜になると、メインストリートはナイトマーケットで賑わいます。

 

わくわくした気持ちでバンから降りると何もない真っ暗な道に降ろされました。

運転手曰く、ここは市街地から5キロほど離れた場所でここからは自分で市街地まで行ってくれとのこと。

トゥクトゥクを呼んだから、1人1万キープだ。と言います。

降車地はナイトマーケットから徒歩5分くらいのところと聞いていたので話が全く違います(^^;

 

まあこんなこともあるか、と持っていたオフラインマップを使用して何とかナイトマーケットまで辿り着くことが出来ました。

夜間の移動はなるべく避けたかったのですが…

少し怖かったです。

 

実はここまで来るのにも事件がありました。

ルアンパバーンは標高約500~2000メートルのとても険しい地形からなっています。

道も険しく周りは崖で、ツアーバスが横転する事故もまれに起こるようです。

 

実際私は、日も暮れかけているころ、目的地まであと1時間程かなというところで、目の前で大きな貨物トラックが横転する瞬間を目にしました。

幸運にも、トラックの運転手は無事なようで荷物も軽いものだったらしく、30分ほど経った後にバンは動き出しました。

 

狭い山道なので、道はふさがれてしまい、危うく通行止めになってしまうところでした。

「もう少し遅かったら、街灯もなくて何も見えないから1晩待機だったよ。」

というようなことをバンの運転手から聞いて、夜の移動にはリスクがあるということを再認識しました。

 

なんで、夜間の移動にリスクがあるのか?

それはこんな理由があるのです。

 

ラオスには山賊がでる。(-_-;)

 

初めて聞いたときはまさかこの時代に、と思いましたが、実際2016年に夜行バス等を狙った銃撃事件が複数回起きているらしく、外務省の海外安全情報にも注意喚起がされています。

 

今回は、知っていて乗ってしまったわけですが

もし道がふさがれたまま山道で1晩過ごすことになっていたら、と思うと少しゾッとしてしまいます。(^^;

 

旅行中に知り合った友人は、移動中にバスを止められ、バスから一度下ろされたというような体験をしたそうです。

その友人は無事だったそうですが、やはり夜間のバス移動は控えるといいですね。

 

中国は外国人が泊まれないホテルがあります。【上海~浙江省~広東省】

上海 ホテル

CRH(高鉄)の切符を買って、人民元をゲットしたら、

お次は本日のお宿です。

 

上海虹橋 タクシー

上海虹橋の地下へ降りると、タクシー乗り場へ続く、こんな長~い通路があります。

 

 

上海虹橋 タクシー

タクシー乗り場に近づくと、すごい量のタクシーが行き来してます。

タクシー乗り場の行列で並んで、順番が来たら、適当にタクシーを止めて乗り込みます。

 

 

上海虹橋 タクシー

中国では珍しい女性ドライバーでしたが、降りるときにチップをくれとしつこかったです。汗

 

 

上海 ホテル

ようやくホテル到着。

疲れたので、早くチェックインして部屋でくつろごうと思っていたのだが。。。

 

チェックインできない??はて?

上海の知り合いに予約してもらっていたので、満室で泊まれないなんてことはなのですが、、どういうこと?

 

とりあえず、知り合いに連絡を取って、受付の人と直接話をしてもらったのだが、やはり泊めることはできないの一点張り。

理由を聞いてもらったら、なんと、外国人は泊めることができないとのこと!

 

後で知ったのですが、中国では外国人の受入れ許可を取っていないホテルは外国人を泊めることはできません。

旅館業治安管理弁法によるもの。

だということらしいのですが、変な法律ですよね?

 

検索サイトで出てきた時の見分け方は、

内宾・・・中国人専用

不接待外宾・・・外国人不可

という意味らしいので、この「内宾」と「不接待外宾」二つの中国語を覚えておけば事前に知ることができて、今回のような惨事にはならないと思います。

 

ところが、あるホテルでは1年以内に宿泊履歴がある外国人の場合は泊まれたりします。

なんとも不思議です。

このホテルは上海ではなく後に書く広州なので、地方によって制度が違うようです。

 

あと、Booking.com‎で検索したホテルは今のところほとんど泊まれました。

このサイトはバックパッカーがよく使うゲストハウスなどが多く掲載されているので、許可を取っているホテルが多いのでしょうね。

 

とにかく、この時のホテルは泊まれないの一点張りで、どうしようもなかったので諦めて、外国人の宿泊許可を取っている三ツ星ホテルに泊まることに。

 

上海 三ツ星ホテル

上海 三ツ星ホテル

上海 三ツ星ホテル

上海 三ツ星ホテル

こんな贅沢するつもりはなかったのですが、

仕事できてたので、野宿はさすがに無理と思い諦めました。

これでも400元(日本円で7,000円ほど)なので日本に比べるとだいぶ安いですよね。

 

上海 揚げパン

上海レストラン

上海レストラン

とりあえず、ホテルに泊まることができたので、一安心。

近くのレストランでちょこっと晩酌しました。

その後、ホテルに戻って就寝 zzzz

 

【バンビエン~ルアンパバーン】ラオスのスイーツはバンビエン!|旅行記

ラオス スイーツ

旅にトラブルはつきものです。

今回はラオスのバンビエンからルアンパバーンまでの乗り合いバンに乗る際に起きた体験談を綴りたいと思います。

 

アンパバーン

 

バンビエンからルアンパバーンまではバスか乗り合いのバンでの移動のみです。

だいたい4時間程かかります。

出発の前日にルアンパバーン行き15時発の乗り合いバンをゲストハウスで予約しました。

11万キープ(日本円で約1,400円)です。

 

出発の30分前までにはフロントにいるよう言われました。

出発当日は午前中にバンビエンのブルーラグーンとタムチャン洞窟を見に行ったのですが、思ったよりも時間に余裕ができたので町を探索したり、お土産を見たり、チョコレートバナナのスイーツを食べたりして時間を潰しました(^^♪

東南アジアではよく屋台で、パンケーキやクレープと書かれたスイーツが売っていますので早速買いましょう。

 

ラオス スイーツ

パンケーキっぽくはなくて、どちらかと言うと、たっぷりのバターで焼き揚げたクレープのようなスイーツです。

私はこのスイーツが大好きでよく食べるのですが、バンビエンのスイーツがどこよりも美味しかったです。

 

地域によって作り方が異なるようで、同じラオスでもルアンパバーンのスイーツは、あまり好みではありませんでした。

乗り合いバンを待つ時間がけっこうあったのでその時間を利用して思う存分食べました ^^)

 

それでもまだまだ時間がありましたが、集合時間まで1時間程でしたので早めにフロントで待つことに。

するとすぐに、ピックアップの方が来て、まだ1時間前だったのですがもう出発するとのこと。

東南アジアでは遅れることが多いですが、こういうこともあるようなので余裕をもって行動したいですね(^^;

 

乗り合いバンに乗車する前に待合所でチケットを回収されます。

乗客は私を含めて9人でした。日本人は私だけです。

席は満員でしたが、バンはなかなか出発しません。

 

すると運転手がなぜか私のところにきて降りろというのです。

理由を尋ねると、何も言わずチケットを見せろと言います。

さっき渡してしまったので、持っているはずがありません。

事情を説明しても首を振るだけです。

 

すると一緒に待合室にいたアメリカ人の男性が、

 

「この子とは同じゲストハウスで一緒にチケットを予約したんだ。

チケットを渡すところは、僕が見ていた。」

と言ってくれました。

 

そのおかげか、運転手は席に戻り、バンは出発しました。

何故、そんなことが起きてしまったのか、理由は今でも分かりません(-_-;)

アメリカ人の男性には感謝してもしきれないです( ;∀;)

 

中国|クレジットカードでATMキャッシングする方法と注意点|断然お得!

みなさんこんにちはビアエスです。

今回は人民元についてお役立ちの情報をお伝えできればと思います。

何度も出張で中国を渡航している筆者から絶対に皆様にお伝えしたいことが「中国では両替ではなくキャッシングを利用すべき」だということです。

英語でもない中国でキャッシングをするのは中々難しいと感じると思いますが、この記事をご覧になれば簡単にできます。
では操作方法を見ていきましょう。

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ラオスの通貨キープ(Kip)は使い切る?外貨に両替?【ビエンチャン/バンビエン/ルアンパバーン 旅行記】

こんにちはビアエスです。

今回はラオス国内で両替をした際に起きた失敗談について綴りたいと思います。

クァンシーの滝

 

ラオス(ラオス人民民主共和国)とはどんな国?

まずはじめにラオスとはどんな国なのか見ていきましょう。

正式名称 ラオス人民民主共和国
公用語 ラーオ語
首都 ビエンチャン(ヴィエンチャン)
面積 236,800km2
通過 キープ(キップ Kip) (LAK)
人口

690万人

※ウィキペディアより一部引用

東南アジアに位置しており、東にベトナム、南にカンボジア、西にタイ王国、北西にミャンマー、北には中華人民共和国の4か国と国境を接する内陸国です。

メコン川という世界で10番目に長い河川が跨っており、ゆったりとした時間を満喫できる国です。

ラオスでの両替で悲劇が

ラオスの主要観光地である、首都のビエンチャン、バンビエン、ルアンパバーンに訪れました。

ラオスにはトータル4泊する予定だったので、予算の1万円をビエンチャンでまとめて両替するつもりでした。

 

というのもバンビエンやルアンパバーンは両替の情報が少なく、

レートもビエンチャンと比較すると悪いと聞いていたからです。

ビエンチャンのレートはどこも大体同じだったと思います。

 

ラオス レート

 

レートは1キープ、約0.013円です。

しかし、私はなぜかこのとき、手持ちのタイ通貨2000バーツ(日本円で約6800円)だけを両替してしまったのです。

これがのちに両替の悲劇を生むこととなります(^^;

 

ちなみに出国前に日本円を細かくするのを忘れていたため1万円札しか持っていませんでした。

 

クレジットカードも常に持っていますが、空港や大きなスーパー以外の場所ではスキミングが怖くて使っていません。

 

ラオス国内の移動はミニバンです。

代理店によって料金に差はありますが相場はビエンチャンからバンビエンまでは約8万キープ。

バンビエンからルアンパバーンまでは約10万キープです。

 

その他にバイクレンタル1日5万キープ。

ガソリン代1万キープ。

宿泊1泊約5万キープ…。

 

そして意外とかかるのが、観光地への入場料と通行料です。

バンビエンでは、ブルーラグーンに行く際に橋を渡るのにお金を払わなくてはいけません。

抜け道もあるのですが…。

 

ラオスの物価は、東南アジアの国々と比較してみると意外と高いです。

コーラなんかはタイやマレーシアのほうが安かったりします。

内陸で輸送費がかかるから?

 

1食にかかる費用も、ラオスではだいたい1万から2万キープかかりましたが、

マレーシアの屋台なら3リンギット(1リンギット約27円)でおなかいっぱいになることが出来ました。

 

このように約6800円分のキープでラオスに4泊出来るわけもなく、

ルアンパバーンで1万円札をキープに両替する羽目になりました。

 

キープはラオスから出てしまうとほとんど価値がなく、余ったキープを国外で両替することは出来ません。

それに気が付いたのはラオスを出国した後でした。

 

完全に準備不足です(-_-;)

 

  • ラオスに旅行する際は、細かいお金を持っていくこと、
  • 計画的に両替をすること、
  • 両替したキープはラオス国内で使い切るか外貨に両替してしまうこと

これが損をしないコツだと思います。

 

ちなみに今、私の手元には、外貨に戻せないキープが45万キープ程残っています。約6000円です。

 

これだけ残っていたら、またラオスで観光ができますよね。(^^;

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最後に少しだけ当店の商品をご紹介させてください。
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上海の地下鉄は複雑!浦東国際空港からCRHへ乗り換える方法。【上海~浙江省~広東省】

上海 地下鉄

さて、旅の続きです。

浦東国際空港でSIMカードを調達したあとは、

CRH(中国の新幹線)の切符を買うため、上海虹橋駅(日本語)という駅へ向かいます。

上海 地下鉄

 

 

この上海虹橋駅という駅名が非常にややこしくて、ネットで検索するといろんな駅名で出てくるので混同してしまいます。

 

虹桥火车站站

 

中国語の駅名だと

地下鉄の駅でCRHの最寄駅 → 虹桥火车站(日本語だと虹橋駅)
CRHが出ている駅 → 上海虹桥站(日本語だと上海虹橋駅)

虹という漢字と橋という漢字がいっぱい出てくるのでややこしいです。

 

海虹橋駅 虹桥火车站

なので、浦東国際空港から地下鉄で虹桥火车站(虹橋駅)まで行ったら、そこから徒歩でCRHの駅、上海虹桥站(上海虹橋駅)まで行きます。

 

地下鉄の切符はすべてプリペイドカードになっています。

 

上海の地下鉄も東京の地下鉄同様、乗り換えが多いのですが、

乗り過ごさないように、車内が一旦暗くなったりします。

 

上海 地下鉄 乗り換え

これを無視してそのまま乗ってると、逆戻りしてしまうので注意です。

 

上海虹橋駅に着いて、CRHの切符を買ったのですが、

この時はあまりよく調べずに行ったので現地で切符を買いましたが、

予定がはっきり決まっているのであれば、

https://jp.ctrip.com/

このサイトで予約してから渡航すると簡単に切符を受け取ることが可能です。

駅外でも受け取ることが可能なので、とっても便利です。
(場外店舗でスマホの予約画面を見せれば切符を受け取れます。)

最近は中国のCRHを乗る予定がある時は日本で全部Ctripで予約してから渡航してます。

とっても便利なので中国へ旅行行くときは使ってみるといいですよ。

 

インドのバスに乗る時は手を出してはいけない!【四半世紀前のインド旅 第2弾 ダダール~プネー】

インド プネー バス

引き続きインド編、今回はダダール駅からプネーを目指します!

 

ダダール プネー

今見ると何故かグーグルマップではダダーとなっていますが、Booking.comではダダール駅となっています。

日本ではダタールと名付けているインド料理のお店も多いですが、いったいどれが正解なのか?

因みに英語表記はDADARです。

ここではダダールに統一しますね。

 

謎の民間兵(?)から解放された後、ダダール駅で列車の時刻の確認。

「俺が調べてやる!」

といって少額を請求してくるおじさん達を振り払っているうちに、長距離バスがあることが判明。

駅外のバスターミナルに移動。

真夜中なのに人が多いこと!!

ズラリと不規則に並んだバスの前では、それぞれの運転手自らが大声で、それぞれの行先を叫んでいました。

その中から「プネー、プネーッ!!!」の声を探しだし空席があることを運転手に確認、その場で予約。

発車時刻を再確認して人ごみの隙間で横になれそうなスペースを探し、しばし路上仮眠。

 

ZZZ…

 

クラクションの嵐と蚊の猛攻に耐えながら眠る事一時間余り、いよいよプネーへ出発です。

 

インド プネー バス

プネー行きのバスは2~3時間くらいの道のりでした。

今思えば、予約も情報収集もアナログのみの時代でしたね…

それが楽しかった。

 

夜のムンバイの街を滑り出したバスの中はもちろんクーラーなどありません。

車内は乗客達の、どこか香辛料のような匂いの体臭と、独特なコロンの香りとが入り混じった空気が漂います。

開け放った窓から生ぬるい風が、時折心休ませてくれました。

 

街灯の暗い車窓を眺めていたとき、ふと、日本を出る前に、アジア旅のプロの先輩から教えていただいたアドバイスを思い出しました。

「インドでは、バスに乗ったら絶対に窓から手をだすな!」

理由はただ”危ないから”…

 

バスが進むうちに、だんだんその意味がわかってきました。

運転がものすごく荒い!のです。

まるで子供が車の運転の真似をしているみたい。

猛スピードで車線変更しながら右に左にぐいぐいハンドルを切って前の車を追い越し、

まるで遊園地のゴーカート並み、いやそれより酷い!

 

相変わらずの砂利道を砂煙巻き上げながら飛ばすバス。

東の空が明るくなり始めたとき、それは起こりました。

 

ドゴーンッ!!!

 

私のちょうど真横くらいで大きな接触音!!

バスの左後方の座席にいた私は、前方が見えなかったのと眠かったのとで、その衝撃があるまで、まったく気づきませんでした。

 

明らかにぶつかった音であり、どうしたものかと周りを伺うと…

乗客みな無関心。(-_-;)

何も起こらなかったかのように平然としています。

 

よく見るとすぐ後ろの席のガラスが割れている!

幸いその席には乗客はおりませんでした。

 

プネーに着いたおり外からバスを確認したところ、

私の乗っていた席から後方までどっかりへこんでいて、

テールランプなど跡形もなく微塵粉砕。

 

ふと見ると運転手当人は、タバコ吸いながら、新聞を読んでいる始末…

いろんな国を旅した今でこそあまり驚きませんが、当時は

“なんだこの国は?”

なんて思いましたね…

ラオスのトゥクトゥクは交渉してみることが大事です。【ラオス ヴィエンチャン~バンビエン 旅行記】

ラオス トゥクトゥク

今回は夜行バスで一晩過ごした後、ビエンチャンを1時間で観光し、バンビエン行きのバスに乗るまでの体験談を綴りたいと思います。

 

パトゥーサイ
バンコクから夜行バスで約11時間、朝7時過ぎにビエンチャンのバスターミナルがあるタラートサオに到着しました。

 

ラオス トゥクトゥク

バスを降りると現地のトゥクトゥクドライバーが一斉に乗客のもとへ寄ってきます。

私はそれから約1時間半後に出発する、9時発のバンビエン行きバスに乗りたかったためドライバーに

 

「9時発のバスに乗りたいがパトゥーサイとタート・ルアンも観光したい。

バスが出発するまであと1時間半もないがそれは可能か?

ちなみに両替もしたい。」

という事情を説明しました。

 

事前にバスターミナルからパトゥーサイとタート・ルアンの距離がどの程度かを調べていたので1時間半で観光するのは不可能ではないはずでしたが、何度も違うトゥクトゥクを捕まえながらの観光では、もしかしたら時間が足りないかもしれないと思い、1時間半だけトゥクトゥクをチャーターしようと思ったわけです。

ちなみにバスの予約もしていなかったので、チケット売り場かゲストハウスに寄ってほしいというお願い付きです。(^^;

 

せっかくビエンチャンに来たのだから主要な観光名所は見ておきたかったです。

しかしビエンチャンにはそこまで長く滞在する予定がなかったので、できることなら夜になる前にバンビエンに到着しておきたいと思っていました。

 

ビエンチャンからバンビエンへのバスは1日2便。

出発時刻は9時と13時しかないので9時のバスに乗り遅れると4時間も無駄になってしまうので、結構、危険な賭けです。

 

いろんなトゥクトゥクドライバーに声をかけていると、15万キープで観光名所と両替、さらにバス停まで連れて行ってくれるというドライバーに出会いました。

日本円にして1900円。

 

ラオスのトゥクトゥクはキロごとに約2万から3万キープだと聞いていたため、その時はそれなりに妥当だと思いました。

 

バスターミナルからタートル・アンまで約3キロ。

パトゥーサイは約1キロの距離にあります。

しかし連れて行ってくれるというバス停はこの周辺らしかったので10万キープで交渉してみました。

 

するとそのドライバーは快く、

なんなら9万キープでいいと私を無理やり引っ張ります。

 

他のドライバーに取られたくなかったのか、早く交渉を終わらせたかったのか?

最初の交渉の時より価格差ありすぎ。(-_-;)

 

 

パトゥーサイ 噴水

この後、十分に観光し、両替も済んで、無事時間通りにバンビエン行きのバスに乗ることが出来ました。

トゥクトゥクドライバーの知り合いにバスターミナルで働く人がいて、そこに連れて行ってくれたようです。

結果的にとても助かりました。

 

無茶かもしれないな、と思うことでもとりあえずお願いしてみると意外とどうにかなったりするみたいですね。

特にお金の交渉はしておくといいと思います。

 

中国でネットを快適に使うには?SIMカードとVPNを使いこなす。中国縦断旅 1日目その2【上海~浙江省~広東省】

中国 百度地図

さて、旅の続きを書きたいところですが、

その前に中国でネットを使用するときの注意点などを書こうと思います。

私はネットに頼った海外旅行なので、かなり重要視してます。汗

 

前回、お話しした通り、スマホの場合は香港でも使えるチャイナユニコムをアマゾンなどで日本で買ってから行く、というのが正解なのですが、ご存じのとおりSIMカードは使い放題ではなく、使えば使うほどお金がかかる従量課金制です。

あれこれ、いろんなところに使用すると結構なお金がかかります。(海外ローミングを使用すると数十万の請求がきたりするので注意!)

 

使い方にもよりますが、SIMカードオンリーだと現地でパソコンを使いたい場合などはテザリングをしたりすると思います。

そうすると、あっという間に容量がなくなって追加でパケットを買わなければならなくなります。

 

なので、SIMカードはできるだけ容量が食わないメールとかチャットだけに限定して、

動画を見たい場合やPCやタブレットを使う場合はホテルのWIFIを使うとか、中国はどこのお店に行っても結構WIFIがついているので、できるだけ無料の回線を使用します。

 

ところが、中国の普通のネット回線は前回の記事でお話した通り、グーグル関連は検閲でほとんど見れません。

我々、日本人はかなりグーグルに頼ったネット生活をしているので見れないと死活問題ですよね?

 

そこで、VPNというサービスを使用します。

以下のセカイVPNが一番無難かな?と思います。

https://www.interlink.or.jp/service/sekaivpn/index.html

 

いろいろ使って試したのですが、巡り巡って、結局、ここに戻って使用してるという感じです。

2ヵ月無料なので初めて中国を旅行する方などはほとんど無料で使用できます。

 

このVPNというサービスを使用すれば中国でもGoogle、LINE、Facebookが使用可能です。

ただ、結構、使用中、途切れ途切れになったりもします。

おそらく、中国政府がサーバーを監視している影響だと思います。

 

つながらなくなったなと思ったら、セカイVPNで提供しているサーバーは数が多いので、

サーバーを何度か切り替えて試してみるとまたつながります。

VPNはちょっと設定が面倒ですが、1週間以上、中国で滞在する場合は、必須のツールだと思います。

 

因みにグーグルマップは中国ではあまり役に立ちません。

中国の百度地図の方が検索した時に詳細な案内が出てくるので便利です。

これはグーグル地図を使わせないための中国政府の仕業かもしれないですね。

中国 百度地図

 

中国ってここ最近、IT大国と言われることが多くなりましたが、

実際は結構、制限が多く、不便なことが多かったり、

夜は回線が混線して急につながりにくくなったり、

日本ほどネット回線が速くて安定している国は意外と少ないのではないかと思います。