ベトナム・ホーチミンってどんな国?出張にも観光にも人気の理由
仕事の用事でベトナム(ホーチミン)へ行ってきましたので、今回はベトナム旅行記です。
経済発展と親日国としての魅力〜治安や食事、文化の印象まとめ
2025年に入って世界情勢が大きく変わってきています。
その中でも注目すべき国が今回紹介するベトナムです!
ベトナム戦争終結から今年でちょうど50年、ベトナムの経済は大きく成長しました。
今や、巷ではネクストジャパンと言われるほどの国になっています。
しかも、親日国!食べ物が日本人の口に合ってる!
と、日本人にとってはとっても行きやすい国となっていて、多くの日本人が訪れる人気の観光地ともなってます。
筆者も以前から注目しておりましたが、なかなか行く機会がなく、あまり紹介することもなかったのですが、今回1週間ほど行く機会ができましたので、経験談を踏まえて色々と紹介したいと思います。
今回紹介するのはあくまでビジネス目線ですが、観光にも役立つ情報も加えて紹介したいと思います。
ベトナム・ホーチミン渡航前に準備しておくべきこと
ベトナムは社会主義の独裁国家でありながら経済的には資本主義の国と変わらない政策をとっており、とっても過ごしやすく、入出国の審査もさほど厳しくないです。
ですので、今回紹介する持ち物は補足的な内容や持ってれば便利というものを主体に紹介したいと思います。
パスポートとビザの確認ポイント
◎パスポート
海外渡航にパスポートは万国共通。
ベトナムはノービザの場合45日まで滞在可能です。
日本人ウェルカムですね!
なので、観光だけでしたらビザは必要ありません。
有効期限が切れてないかは注意が必要です。
◎業務ビザ
ほとんどのビジネスマンはノービザで渡航してるような気もしますが、一応、ビジネスで行く場合は業務ビザが必要です。
業務ビザ(DN)は、ベトナムに所定期間以上滞在する場合や、ビジネスの商談などで訪問する際に必要なビザです。商用ビザやビジネスビザとも呼ばれます。
APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)があると楽々!
ABTCカードを持っている場合は業務ビザは必要ありません。
このカードの場合は最大90日滞在することが可能です。
私もこのカードを持ってますが、1週間ほどの滞在でしたので、メリットはベトナムのイミグレで優先レーンへ案内してくれるということだけでした。
しかしながら、ABTCカードを持ってないとベトナムの入出国審査時にすごく時間がかかります。
上の画像は出国時のものですが、この長い行列の向かって右隣がABTC専用窓口です。
近くの係員にABTCカードを見せたらすぐに開けてくれて、この行列から回避できました。
入国時のイミグレも同じような状況で、ホーチミンのタンソンニャット空港のイミグレは顔認証などはなく、人の目で審査しているということもあり結構アナログです。(2025年4月時点)
なので、一人の審査にかかる時間が長く、かなり待たされる印象です。
この時はABTCレーンを開けてくれたおかげで、その後、ラウンジで急ぎの仕事をゆっくりこなすことができました。係員の人には感謝ですね。
このABTCカードの取得ですが、私が申請したときは上記のトラベルカードの発行しかなく、申請から交付まで半年ほどかかりました。
今はバーチャルABTCというのがあるので、それだと2~3カ月ほどで取得できるそうです。
19の加盟国で同じように優遇されるカードなので渡航までの期間がある方は是非、申請を検討してみてください。
APEC・ビジネス・トラベル・カード(ABTC)の取得はこちらから
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/apec/vabtc_index.html
クレジットカード事情とおすすめカード
キャッシュでしか払えないお店もまだまだ多く存在しますが、経済発展が目まぐるしいベトナムではクレジットカードが使えるお店がどんどん増えている印象です。
クレジットカードを使うときの注意点は手数料を取るお店と取らないお店が混在しているというところです。
だいたい3~5%ぐらい取るお店が多かったです。
しかし、キャッシュで払うとなるとベトナムのお金は桁数が多いので計算が面倒なんですよね。
YouTubeなどでよく紹介されている日本円への計算方法で、0を三つ取って6を掛けるというものですが、私が渡航した時は円高がやや進んできたので5.5を掛けてちょうどでした。
ホーチミンで役立った持ち物まとめ【2025年版】
ベトナムは物価が安いので数パーセント手数料を取られてもそんなに損した気分にはならなかったということもあり、私は結構クレジットカードを使いました。
ベトナムで一番おすすめなクレジットカードはどれなのか定かではないのですが、私が使ってよかったと思ったカードを紹介しますね。
海外キャッシングに便利なカード【楽天プレミアムカード】
ベトナム(ホーチミン)はキャッシュでないと払えないお店がまだまだ多く存在します。
ですので、日本円を現地のドン(VND)に換金する必要があります。
どこかのブログで読んだのですが、楽天カードで海外キャッシングを使用すると、セキュリティがかかってすぐ止められてしまうということだったのですが、私がホーチミンで使用した限りでは一度も止められることなくキャッシングできました。
楽天プレミアムカードでキャッシングした場合、一括払いで設定しておくと翌月一括で日本の銀行から引き落としされることになります。
例えば日本円で3万円(ベトナム通貨543万ドン)を楽天プレミアムカードで海外キャッシングした場合の金利は年利18%なので、翌月一括払いだと
30,000円×0.18÷365日×30日
=443.8円
443.8÷30,000×100
=1.479
たったの1.5%ぐらいでベトナム通貨に両替できることになりますね。しかも翌月払い。
ホーチミンには至る所にATMがありますので、日本のATMでお金をおろす感覚で現地のお金をゲットできます。
実際に使えたATMをご紹介
ベトナム投資開発銀行
ベトナムの国営銀行で、ベトナム最大手の銀行です。
はじめておろしたATMでした。
1回につき200万ドンまで引き出せます。
それ以上必要な場合は数回に分けて操作すれば引き出し可能です。
ファミリーマート
まさかのファミマ(笑)
グーグルマップでATMを検索したらこの場所が出てきたのですが、
銀行らしき建物がなかったので近くの警備員さんに聞いたらファミマを指差したので入ってみたらありました。
こちらも1回につき200万ドンまで引き出せます。
ブイビエン通り(新宿歌舞伎町みたいなところ)の入り口付近にHSBCのATMがありました。
香港の銀行です。
ここでも引き出せました。
引き出せなかった銀行
ベトコムバンク
クレジットカードのマークがあるので引き出せそうなのですが、金額を入力するときにどのボタンを押したらいいのかわからず断念しました。
引き出せるかどうかは謎なままです。
上記の場所以外でも、引き出せるATMはいっぱいあると思います。
いちいち両替所へ行くのも面倒なので、やはり海外キャッシングが便利ですね。
また、楽天プレミアムカードにはJALエービーシー(手荷物宅配サービス)もついています。
私は別のカードで利用したのですが、スーツケースをこのJALエービーシーを使って先に空港まで送っておいて、後からバイクで成田空港へ行きました。ガソリン代、駐車料金がかなり安く済みます。
https://www.rakuten-card.co.jp/service/baggage-delivery/
【注意点】
ベトナムでのキャッシングの注意点はアメックスが使えないATMがほとんどだというところです。
VISA、MASTER、JCBカードを用意した方がいいです。
意外とJCBが使えるお店が多いのもベトナムの特徴と言えるかもしれません。
親日国の証でしょう。
帰国後、楽天カードの明細を見るとキャッシングはこんな感じで表示されます。
ベトナムドンの桁数が大きいので、結構無駄遣いした感覚だったのですが、日本円で見ると意外と使ってなかったみたいな感じになります。(笑)
物価も日本の半分以下ですしね。
楽天プレミアムカードの欠点
プライオリティパスの無制限利用が年間5回までに改悪されてしまいました。( ノД`)シクシク…
ま、私の場合はそこまで海外へは行かないので5回あれば十分ですが、せめて6回にしてほしかった。
1往復で2回は使いますからね。3回渡航すると1回分の利用が有料になってしまいます。
ラウンジを多く使用する方はプライオリティパス無制限のクレカをもうひとつつくっておいた方がいいと思います。
で、楽天の場合はプライオリティパスのカードは廃止になってウォレットかQRコードのみになりました。
私はこれに気づかず、ラウンジであたふたしてしまい、無駄な時間を過ごしてしまいました。
楽天カードのサイトで紹介コードが発行されているので、そのコードでプライオリティパスに登録すれば年間5回使えるカードが発行されます。
iphoneでしたら上のようにウォレットに登録しておけばスマートにラウンジへ入れます。
現地SIMと通信環境の選び方
まずはベトナムの代表的な通信会社を紹介します。
・Viettel(ヴィエッテル)
ベトナム最大の通信会社で、国防省が運営。
カバレッジ(通信範囲)が非常に広く、山間部や地方でも安定。
通信速度も速く、観光客にも人気。
・Vinaphone(ヴィナフォン)
国営企業VNPTが運営。
都市部での通信速度が非常に良い。
観光地や空港でもSIMカードを入手しやすい。
・Mobifone(モビフォン)
ベトナムで最も古い通信会社の一つ。
通話品質が良く、長期滞在者に向いている。
データプランも多様。
私はVinaphone(ヴィナフォン)の1週間使い放題というのをアマゾンで買いました。
現地ではなんの不自由もなく日本と同じように使えました。
時々変な電話がかかってきたので無視しました。💦
後で思ったのですが、eSIMの方が便利だったかなと思います。
ベトナムは資本主義国家ではないのですが、情報統制はまったく取ってない感じです。
日本人がよく使うGoogle、LINEは普通に使えます。
現地の人はLINEではなくZaloというアプリをよく使うようです。
現地交通はGrab一択!登録方法と使い方
ベトナムへ行く場合は必須項目です。
シンガポールの会社が運営しているので東南アジア全域で使用できます。
ベトナムでの交通手段は地下鉄、バス、タクシー、バイクの選択肢になりますが、圧倒的にタクシーとバイクタクシーが便利です。
そのタクシー車とバイクタクシーを手配するのに便利なのがGrabというアプリです。
Grabに関しましてはYouTubeなどで細かく説明されている方がいらっしゃいますので、大部分を割愛させていただきますが、ポイントをお伝えすると、
1クレカを登録するときはビジネスカード
経費精算がとっても楽です。
2タクシーを読んだら、その場所の画像をチャットで送ってあげる。
相手が決まったらチャットができるようになるので自分がいる場所の画像を送ってあげます。
車の場合は返事を返してくれることが多いですが、バイクの場合はほとんど返ってきません。
バイク乗りながらチャットは危ないですからね。💦
でもすぐ来てくれます。
自動翻訳機能もあるので日本語でも通じます。便利ですね。
さらに待ってる間はこのように呼んだタクシーがリアルタイムで近づいてくる様子が見れます。
これで、どのくらいで到着するかも予測することができます。
タンソンニャット国際空港でGrabを使う場合は一般道近くまで出ないと車やバイクが入って来れないので、できるだけ一般道の近くまで歩いた方がいいです。
タンソンニャット国際空港は成田や羽田みたいに複雑ではないので、歩いてでもすぐに一般道近くまで行けます。
3Grabの料金
目的地に着いたら借りたヘルメットを返し、「カモンニュー」とお礼を言ってドライバーと別れます。
Grabにクレジットカードを登録しておけば現金のやりとりは一切発生しません。
乗車から数日後、上の画像のようにGrabに登録したクレジットカード明細がWeb上で見れるようになります。
私は経費でよく使う三井住友Visaカード(オーナーズVゴールド NL)を登録しました。
ポイントが溜まりやすいので。😊
上の明細を見ていただけたらおわかりいただけると思いますが、この安さ。
一番安いのだと53円とか、、、
高めに出てるのが車で数百円、数十円で出てるのがバイクです。
HKD THE1となっているのがホテルの宿泊料です。
新宿歌舞伎町のような場所で4泊泊まってこの料金なのでかなり割安なホテルですね。
このホテルはまた次回の記事で紹介しようと思います。
成田国際空港となっているのが取引先へのお土産です。
これが一番割高だった。(笑)
【注意点】
バイクタクシーの場合、どうしても交通事故のリスクが伴います。一応保険はあるそうですが、日本円で50万ほどしか出ないそうです。ですのでヘルメットの着用、通勤ラッシュ時にはバイクはやめて車にするなど、自己防衛は必要となります。ヘルメットは基本、運転手が持ってきてくれますが、時々持ってないドライバーもいるそうなので、持っていなければ乗車を拒否しましょう。
また、バイクタクシーの場合は乗車中、上の画像で記載した部分(タンデムバー)を持って、しっかり体を支えましょう。バイクでタンデムした方はわかると思いますが、急ブレーキで上半身が前につんのめった場合はドライバーの体が支えになります。しかし急発進した時は上半身が後ろにのけぞるので支えるものはこのタンデムバーを持っている自分の腕しかないということになります。持っていないと急発進した時に振り落とされてしまい、大事故に繋がる危険性があるのです。
・レンタルバイク
多くのレンタルバイク店では免許の提示を求められないことも多く、「借りられる」ことは可能なようです。
しかし、事故にあった場合は重大な法的・保険的リスクがあるため要注意です。
無免許運転と見なされ、旅行保険が適用されないケースが大半なので、ベトナムでのバイク運転が慣れているGrabドライバーに任せた方がいいかなと思います。
地下鉄
ホーチミンには日本製の地下鉄が1本だけ走っています。
しかしまだ1本しかできてないため、地元民はあまり利用してない感じですね。
今のところGrabの方が便利なんだと思います。
でも渋滞や事故も多いので、いずれ地下鉄へ移っていくと思われます。
電源・充電まわりで気をつけること
ベトナムの電源は220VのA,C兼用タイプですので、Aタイプの日本のコンセントでも差すことができます。
しかし、日本の家電製品(100V用)をベトナムで使用する場合は変圧器が必要です。
差すことは可能ですが、そのまま日本製の家電製品を使うと電圧が違うので壊れます。
でもUSBの充電だけなら必要ありません。
上のような日本で売られているUSB充電器は変圧機能が備わってるので、そのままぶっ挿してもまったく問題なく充電できます。
基本ホテルにはドライヤーなど必要な家電製品は置いてあることが多いので、変圧器は必要ないと思います。
着替え・傘・薬など「あると助かる」必需品
ベトナム(ホーチミン)は南国です。
月 | 平均気温 | 降水量の目安 | 特徴 |
1月 | 27℃ | 10〜20mm | 乾季、涼しい、観光最適 |
3月 | 29℃ | 20〜40mm | 暑さが増す、乾燥気味 |
5月 | 30℃ | 200〜250mm | 雨季の始まり、非常に蒸し暑い |
7月 | 28℃ | 300mm前後 | 雨が多いがスコール中心 |
10月 | 28℃ | 250mm前後 | 雨季終盤、湿度高め |
12月 | 27℃ | 40mm前後 | 乾季の入り、穏やか |
外で観光していると汗だくになるので、着替えは多い方がいいですが、嵩張るので現地で買ってもいいですね。
ホーチミン市街では多くの市場が存在します。
ベトナムはアパレル生産大国なので、Tシャツなどは激安で売ってます。
必要最低限の着替えだけ持って行って、後は現地調達でもいいと思います。
傘
スコールが突発的に起こります。
私が行ったときは4月だったのですが、1回スコールがありました。
日本でも集中豪雨はよくありますが、ホーチミンの雨季にはしょっちゅうあるようです。
こんなスコールがあってもバイクは鬼のように走ってます。😆
現地の人はポンチョのようなカッパを着てバイクに乗ってましたね。
白人系の人はビショビショになっても平気な顔をして歩いてました。
人種によって雨対策は違うようです。
日本人の感覚でしたら折りたたみの小さい傘は持っておいた方がいいかなと思います。
薬
ベトナムの衛生環境はお世辞にもいいとは言えません。
胃薬、風邪薬ぐらいは持って行った方がいいと思います。
日本人には欠かせない!?持っていって本当に良かった携帯おしり洗浄器
最後に弊社商品をしれっと宣伝しつつ、やっぱり必要だなと感じたので紹介します。
トイレ文化の違いに要注意!
ベトナムのトイレにはほとんどウォシュレットがついてません。
日本人が経営しているホテルなどにはついているケースが多いようです。
でもトイレ自体は日本製だったりします。
で、だいたい横にシャワーヘッドのようなものがついてます。
これがウォシュレット?と勘違いしてしまいそうですが、
実はこれ、トイレットペーパーの代わりなんです。
地元の日本人に教えてもらったのですが、ベトナム人は基本トイレットペーパーは使わず、これでおしりを洗います。
ほんでもって、おしりがビショビショのままズボンを穿くそうです。😨
文化の違いって恐ろしい(笑)
こんなこと神経質な日本人にはできないですよね。
もちろん、トイレットペーパーは便器に流してはいけません。
詰まります。
Viaes 携帯おしり洗浄器
Amazon | 電池式の商品ページ | 充電式の商品ページ |
楽天市場 | 電池式の商品ページ | 充電式の商品ページ |
ヤフーショップ | 電池式の商品ページ | 充電式の商品ページ |
自社サイト | 電池式の商品ページ | 充電式の商品ページ |
まとめ|ホーチミン旅行を快適にするコツと、準備のススメ
ベトナム・ホーチミンは親日的で食事も美味しく、治安も比較的安定しており、日本人にとってとても訪れやすい都市だと感じました。
ただし、実際に現地へ行ってみると「これがあればよかった」「これは事前に知っておきたかった」と思うことも多々あります。
今回ご紹介した持ち物は、あくまで基本的な準備に加えて、あるとより快適に過ごせる便利アイテムが中心です。
特にトイレ事情に関しては、日本の環境と大きく異なる点もありましたので、携帯おしり洗浄器のような衛生アイテムは、安心して過ごすために一つ持っておくと良いと思います。
これからホーチミンへの出張や観光を計画されている方の参考になれば幸いです。