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【ベトナム】旧正月テト「Tết」の時期にハノイを訪れてはいけない理由

ベトナム ハノイ 旧正月テト

前回、南のホーチミンの大渋滞について紹介しましたが、北のハノイもこれまた交通麻痺で有名なベトナムの大都市の一つです。

「どっちがひどい渋滞だと思う?」ってよく比較のネタになるんですが、私の独断と経験上だけで言わせてもらえば、間違いなくホーチミンです。

なぜなら、私はハノイに滞在したのは正月休みのシーズンだったので街は異様に閑散としてたし、ホーチミンで嫌という程味わった、道路へ横断する際のあのストレスは皆無だったからです。

そんなわけで、今回は旧正月のハノイの事情を紹介します。

 

日本では新暦の1月1日にお正月を祝うことになって久しいですが、中国をはじめ、旧正月にお祝いをする国は10カ国くらいあります。

2月になると中国人観光客が旧正月(春節)のホリデーを利用して日本を訪れ、爆買いしてる姿を見かけますね。

ベトナムも中国文化の影響を受けている国なので、旧正月を盛大に祝います。

ベトナムでは旧正月はテト「Tết」と呼ばれ全国が長い祝日となります。

人々はテトに向けて里帰りしたり、特別な料理をこしらえたり、お供え物を買ったり、家の掃除をして正月の飾り物をしたりと町中が何かと師走ムードです。

背の高さ以上もある金柑の大きな鉢に入った木を運ぶバイカーたちもよく見かけます。

 

ベトナム ハノイ 旧正月テト

街が正月用の桃や金柑、黄色の花々や赤い飾りで彩られている様を見るのは楽しいです。

ですが、実は観光客にとってはこの時期に旅行するのは何かと面倒です。

何しろホリデーシーズンで帰京する人たちが多いため、交通手段は混むし、しかも値段が跳ね上がります。

バスやタクシーを予約しても、なぜか通常より割高。

なんで?って聞くと「テトだからね」とのこと。

地元民率90%のローカルなカフェのベトナムコーヒーですら、なぜか値段が5割高に。

「あれ、昨日は同じコーヒー1万8千ドンだったけど?」って聞いたら、「テト料金なのよ」だって。

テトの最中に営業してやってるんだから割増料金くらい請求させろってことでしょうか。

まあ、80円くらいのコーヒーが120円くらいになってるのはいいんですけどね。

 

でもまだ営業している店があるのはありがたいことで、この時期は多くの店やレストラン、博物館、観光スポットがクローズし、観光客にとっては困り者です。

旧正月の前日、大晦日には「さて行くとこないし、何しようかな」ってな感じになります。

この日はホーチミン廟へ行ってみたのですが、本館や周辺の博物館は残念ながら休館日。

ただ外観からですが、白い制服の警備兵達の行進は拝むことができました。

ベトナム ハノイ 旧正月テト

 

オープンしていたのは周辺の無料で入れる一柱寺くらいでした。

他に行くところがないせいか、観光客が中へ入ろうと順番待ちです。

ベトナム ハノイ 旧正月テト

 

文廟(孔子廟)も休みでしたが、道路を挟んで向かいの施設でテト用のイベントが行われていました。

正月用の飾り物や食べ物などが売られています。

お供え用の丸いスイカに可愛らしいデザインのレリーフが刻まれています。

縁起の良いモチーフや春節を祝う言葉が書かれてあるようです。

ベトナム ハノイ 旧正月テト

 

書道の即時販売も。

書家がその場で客の希望する文字を紙に綴り売っていました。

外国人観光客も興味津々。

ベトナム ハノイ 旧正月テト

 

生きた鶏なんかもケージに入ってます。

子供達ツンツンして遊んでますが、この鶏は君らのお母さんにその後さばかれちゃうんだよ~、なーんて。

ベトナム ハノイ 旧正月テト

 

翌日の元旦の朝はやく空港へ移動だったのですが、当然バスなどはお休みなので、タクシーで移動しました。

華々しく新年を迎えた祭り後の街はゴミが散らばって閑散としてました。

もしかしたら、この日のこの時間帯が大都市ハノイの一番静かな時なのかもしれません。

そう考えると逆にこの不便さも貴重かもしれません。

【世界最後の秘境】フィリピン、パラワン島エルニドの薬局事情

フィリピン パラワン島 エルニド

GWはみなさんどのようにお過ごしになられたでしょうか?

 

私は彼と念願だった【世界最後の秘境】と呼ばれる、フィリピン パラワン島にあるエルニドへ行って来ました。

東南アジアの滞在経験もあり様々な場所を訪れてきたため、「秘境といえど手慣れた」もの、と思っていましたが、今回はとても勉強になった出来事がありました。

 フィリピン パラワン島 エルニド

 

エルニドはフィリピンのパラワン島北西部に位置する町です。

世界最後の秘境と呼ばれているだけあって都会ではありませんが、レストランやバー、露店等が立ち並び、町は観光客で一日中にぎわっています。

また透明度の高い美しい海に囲まれており、アイランドホッピングツアーやシュノーケリング、スキューバダイビングなどを楽しめます。

私たちもアイランドホッピングやシュノーケリング、ビーチでの日光浴、バイクをレンタルして秘境の中のさらに秘境を探したりと毎日を楽しんで過ごしていました。

 

4日ほど経ったある日のこと、夜中になんだかうめき音が聞こえる・・・!と思ったら彼がトイレにこもっているではありませんか。

東南アジアといえば旅慣れた方は、氷の入っている飲み物は極力避けるもしくは抜く、ビンや缶の飲み口は拭いてから飲む、お皿やテーブル、フォークなどは綺麗かどうか確認する、というのはご存知だと思います。

私たちも食事や飲み物を飲む際には十分に気を付けていましたが、どうやら運悪く何かにあたってしまったようでした。

フィリピン パラワン島 エルニド

 

朝になるまで彼の調子を見ていましたが、病院へ連れていった方がいいのではないか、と思うほど調子が悪そうです。

街中をこの数日でうろうろし尽していましたが、近くに病院の看板やマーク、それらしき建物は全く見かけませんでした。

フィリピン パラワン島 エルニド

 

さてどうしよう・・・。

あ!そういえばPhermacy(薬局)は何店舗か見かけたな、と思い薬を買いに行くことにしました。

ついていないことに、毎日ピーカンだったのにその日は台風が直撃したのかと思うほどの大雨で、ホテルのバスタオルを頭からかぶりながら薬局へ猛ダッシュ。

 

薬局には薬剤師と思われるお姉さんが2人おり、症状を英語で伝えました。

しかしこのお姉さんたち、あまり英語が伝わらない。

彼は薬にアレルギーがあるため、確実に伝わっているかを確認しなければなりません。

スマホに入っている翻訳アプリを使い、「夜中から嘔吐と下痢を繰り返しているの」と伝えると、棚にたくさん並べてあるタッパーの中から錠剤を出して見せ、「何錠ほしいの?」と聞かれました。

東南アジアの薬局にいくと、大体このような質問をされます。

症状にあった薬を見繕ってくれ、1錠がいくらなのかを説明してくれます。

1日に何回飲むかを説明してくれるので自分で何回分欲しいかを伝えます。

3日分を購入することにしました。

そして「下痢にはこの薬が効くわよ!」と見せてくれた何やら無色透明の液体の入ったチューブをおすすめしてくれました。

フィリピン パラワン島 エルニド

 

私が「この薬は座薬のように使うの?」と聞くと「イエス!」と言うお姉さん。

念のためジェスチャーも交えて大雨の中、おしりから薬を入れる身振り手振りをする私・・・()

3度ほど確認したところで確信をもってホテルへ帰り、彼に飲み薬と座薬らしきもの?を使うよう促すと、「絶対に座薬じゃない!」と疑い使いたがりません。

メーカーと薬の名前がチューブに印字されていたのでインターネットで調べてみると、口から飲む薬ではありませんか・・・!

鋭い予感があたり、「助かった!」という表情の彼。

正しく薬を飲んだ後からはみるみる体調は回復し、元気になったのでした。

 

今の時代インターネットでなんでも調べられますね。

今回はスマホがあって本当に助かったと思いました。

そして今後は使い慣れた薬や物を必ず持っていこう、と心に決めた私たちだったのでした。

 

一度は泊まってみたい、ボリビアのウユニ塩湖にある塩のホテル

ウユニ塩湖 塩のホテル

ウユニ塩湖といえば、あたり一面真っ白、この世のものとは思えない絶景に出会える場所です。

そんなウユニ塩湖には、塩湖ならではのホテル、全てのものが塩でできているホテルがあるんです。

 

私が泊まったのは、ウユニ塩湖の入り口あたりに位置するところにある、塩のホテル「ルナ サラダ」

建物はもちろんのこと、ソファ、テーブル、ベッドなど部屋にある、ありとあらゆるものが塩でできています。

本当に塩でできているのか確かめたくなりますよね。

ついつい舐めたくなってしまいました。

ウユニ塩湖 塩のホテル

 

壁は塩を固めてブロック状にして作っているそうです。

床も塩が敷き詰められていて、歩くとザクザクと音がなります。

なんだか塩でできたベッドなんて寝心地が悪そうですが、さすがにマットレスが敷いてあるのでそこはご安心ください。

 

もちろんお風呂も。

シャワーでしたが、壁は塩の壁でした。

水が貴重なこともあって、シャワーの出はあまりよくありませんでした。

 

ウユニ塩湖 塩のホテル

 

実は私はこの時、高山病でダウンしていました。

急激なだるさに襲われて体が全く動かなくなってしまっていました。

せっかくのウユニ塩湖だったのですが、観光には一歩も出られないという悪夢を経験しました。

 

そのためホテルに缶詰めになっていた私。

もちろん食欲も全くなく、ベッドでずっと寝ている羽目になったのです。

私一人のために一緒に来た人が観光に出られないのは、ここまできたのにもったいないと思い、私一人ホテルに残ることにしました。

寂しさと不安でいっぱいでしたが、ここのホテルのスタッフがとても親切にしてくれました。

 

現地で日本語が話せる人を連れてきてくれて様子を見に来てくれたり、食欲のない私に、高山病の時にこちらでよく飲むという飲み物を作って持ってきてくれたり。

その飲み物というのがコーラの炭酸を抜いたものにコーンスターチを混ぜて作ったドリンク。

まあこの飲み物が、びっくりするくらいおいしくなかったのですが…。

でも、こんなウユニの地で人の温かさに触れることができました。

ボリビア ウユニ塩湖 高山病

 

ベッドで寝たきりの私でしたが、サンセットをどうしても見たくて部屋の中からでしたが、動かない体を何とか奮い立たせて地平線に沈む太陽を拝むことができました。

その景色の素晴らしかったこと。

感動して涙が出そうでした。

ボリビア ウユニ塩湖 サンセット

 

この塩のホテルは、いろんな国の人が泊まりに来ていました。

夜には人が集まって話ができるようなスペースが作ってあって、夜にはみんなドリンク片手に語り合ったりしていました。

そんな出会いも楽しみのひとつですよね。

私も本当に参加したかったです。

 

ちなみに、ウユニ塩湖での夜の楽しみといえば満天の星空も忘れてはいけません。

ウユニ塩湖の周辺には明かりがほとんどありません。

星空を思う存分楽しむことができますよ。

ただ夜になるととても冷えるので、防寒をして外に出ることをオススメします。

 

今回は高山病にやられてしまい、メインの観光はできませんでしたが、ホテルは本当に最高のホテルでした。

ぜひリベンジしたいです。

中国高鉄(CRH)は一等席がお得です。Trip.comで事前予約を!

中国CRH ビジネス席

今回は上海から浙江省~広東省まで中国の新幹線CRHで移動した時のお話です。

浙江省~広東省の高鉄CRHは一部、東シナ海側を走ります。

 

最近は絶対に下記で事前に予約するようにしてます。

https://jp.trip.com/

前はCtripという予約サイトだったのが今はTrip.comというサイト名に変わっています。

 

パスポートを提示すれば現地でもCRHの切符を買うことができますが、

できるだけTrip.comで予約しておいた方がいいです。

 

理由はまず、予約がすぐに埋まってしまって当日だと買えないことがあります。

それと、最大の理由は、切符売り場で並んでると順番を抜かすやつが多い!

特に地方都市の切符売り場はマナーが悪い人が多くて、

日本のパスポートを持ってると、

 

「お前、外国人だから時間かかるだろ?

俺は中国人だからすぐ終わる。先にいかせろ!」

と、言ってきます。

(多分、そう言ってると思う。)

 

中国CRH 切符売り場

 

なので、できるだけ、都市部の空いている切符売り場で、乗車するすべてのCRHの切符を事前に受け取っておいた方が楽です。

また、Trip.comはクレジットカードも使えるので支払いも楽です。

切符売り場ではTrip.comからきた発券確認メールとパスポートを見せれば簡単に切符を受け取れます。

ってことで、Trip.comの予約システムはかなり重宝するのです。

 

ただし、こんな便利なTrip.comも注意点があります。

まず、予約した列車を変更することはできず、どうしても変更する場合は、購入した切符を一旦キャンセルすることになります。

そのキャンセル料が細かく設定されており、

引用:

乗車日15日前まで(15日目は含まない)のきっぷ払戻には、手数料は無料。
乗車日15日前~発車時刻の49時間前までにキャンセルすると、きっぷ1枚に対し5%の払戻手数料がかかる。(最低CNY2元)。
発車時刻の49時間前~25時間前までは、きっぷ1枚に対し10%の払戻手数料がかかる。
発車時刻の25時間前以内になると、きっぷ1枚に対し20%の払戻手数料がかかる。

ということなので買う時は十分にご注意を。

 

それと、中国CRHにも二等席、一等席、プレミアム席、ビジネス席とありますが、私は一等席を勧めします。

日本のグリーン車にあたるのがビジネス席で、二等席の倍ぐらいの料金がかかります。

ところが一等席は二等席に比べて3割増しぐらいの料金です。

それで、運が良ければ、

中国CRH ビジネス席

中国CRH 一等席

これはプレミア席?

何故か一等席で予約したのにビジネス席クラスのシートになってました。

ビジネス席が空いてたら一等席の予約の早い順に座らせてくれるのかもしれないですね。

 

おかげでとっても仕事がはかどりました。

別の日で同じ一等席を予約した時は二等席よりはちょっと広い普通の一等席でした。

ま、こんなことに拘らない人は二等席でも十分快適に座れますが、

二等席が一番人気があるので売り切れていることが多いです。

その時、一等席を予約するのに迷ったらこの記事を参考にしていただければ嬉しいです。

ってことで、今回は中国高鉄CRHのお話しでした。

 

ベトナム中がサッカーの勝利に震えた夜!大都市ホーチミンがカオス化!

ホーチミン サッカー 勝利

ベトナムといえばオートバイ天国。

特にホーチミンやハノイなどの大都市でのオートバイによる交通渋滞は有名です。

もはや、朝晩のラッシュアワーは、バイカーたちが大通りを占拠し肩を並べながら信号待ちしてる姿は街の風物詩。

慣れていない旅行者たちにとっては道路を横断するのも一苦労です。

ベトナム ホーチミン バイカー 交通渋滞

 

なにせ、ベトナム発のおしゃれなファッションブランドTシャツにもグラフィック化されているくらいですからね。

サイゴン(=ホーチミン)の交通渋滞、まさにこんな感じです。

Saigon Traffic

サイゴンは色々なバイクで街が彩られています。

交通ルールはあってないようなもの。

 

ベトナム 信号

「赤信号、みんなで渡れば怖くない」って奴です。

 

そんなホーチミンの渋滞がピークに達し、大狂乱状態に陥ったのが2018年1月23日の夜です。

この日はきっとベトナム各地が熱狂の渦に包まれたことでしょう。

なぜって?

この日は、中国で開催されていたAFC主催のU-23アジア選手権で、ベトナムのチームがカタールを破り決勝進出を果たしたんですね。

これはベトナム史上歴史に残る快挙だそうで、何しろ金にものを言わせて設備やら何やら充実しまくっているカタールを破ったのですから、金持ってないけど、俺たちベトナムの底力はすごい!!

ってわけで国中あげての大騒ぎです。

 

私はこの日はクチトンネルのツアーで郊外に出ていました。

クチとは、ベトナム戦争時に対米軍用に作られた難攻不落の巨大な地下トンネルです。

一部の地下の穴やトンネルの内部など体験でき、なかなか興味深い施設です。

 

ベトナム クチ 地下トンネル

ただし現在体験できるトンネルの大きさは見学者用にだいぶ拡大されたようで、本来は欧米人などがフィットしない、ベトナム人サイズのものだったとか。

ツアーガイドのお兄さんの訛りと喋り口調が面白くてツアー自体はなかなか楽しめたのですが、射撃場でテレビに群がっている地元民たちから何やら感激の雄叫びが。。。

 

どうやら、ベトナムのサッカーチームが決勝に駒を進めたとの朗報が入ったようです。

ガイドさんは「あー、こりゃ帰りは渋滞で大変だなあ。」とこぼしてたら、

本当に帰路は街に近づくにつれて、渋滞はどんどんパニック状態に。

 

ホーチミン サッカー 勝利

若者たちはオートバイに乗りながら、

ベトナムの国旗を翻したり、

ムービーを自撮りしたり、

ベトナムの勝利万歳を叫んでいます。

観光客も、地元の老人から子供まで町中が勝利に酔いしれています。

 

ベトナム サッカー 勝利

バス中から外を覗くと、まさにカオスなパノラマが。

ツアーのバスは結局町中のオフィスまではたどり着けず、

途中から下車して数ブロック歩いて戻ることに。

 

私も街の狂乱と興奮を肌で感じながら、しばし街を闊歩しました。

ベトナム万歳!

ちなみに、27日のウズベキスタンとの決勝戦では延長戦の末2−1でベトナムは惜しくも破れたのですが、処変わりダナンの街でも、やはり国旗を抱えた若者たちが街をバイクで徘徊していて、先日のホーチミンほどでないにしても、かなり盛り上がっておりました。

しかし、この街では渋滞で道を渡るのは、ほんとに至難の技です。

もうある程度の車やバイクが引けたら覚悟を決めて歩き出さないと、いつまで経っても渡れません。

慌てず走らず、気を沈めて静かに同じペースで歩き出します。

そうして、車やバイクが自分を避けてくれることを祈りながらまっすぐ歩き続ける。

もうこれしか道を渡る方法はありません。

 

ホーチミンは6年前から地下鉄の工事が始まり2020年に完成の予定だそうで、渋滞緩和が期待されているのですが、資金不足や投資不足やらで延滞しているそうです。

果たして2020年までに完成するのでしょうか。

 

 

 

 

ベトナムで長距離バスに乗ってはいけない理由|ダラットからダナン・ホイアンまで移動

みなさんこんにちは。ビアエスです。
今回はベトナムにおけるバス移動について、ちょっと困った経験についてお知らせします。

東南アジアの移動手段は飛行機や列車、またはオートバイなど色々あれど、各地域あちこち立ち寄りたければ、小回りのきくバスの移動に頼ることになります。

でもこのバス移動、しっかり調べてから行かないと大変なことに。。。

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モロッコ、メルズーガ砂漠のツアー体験記 第二話

モロッコ メルズーガ砂漠

前回でメルズーガ砂漠ツアー1日目のお話をしました。

今回はその続き、2日目以降のお話を書いていきます。

 

モロッコ メルズーガ砂漠

 

2日目は砂漠にあるキャンプ地で宿泊。

砂漠の入り口で大きな荷物をバスの運転手に預け、1泊分の荷物だけを持って砂漠へ出発!

 

バスで砂の上を走ることはできないので、ジープに乗せられてキャンプ地まで向かったのです…。

が、なんと人が多いからという理由で私たちはジープの屋根の上に載せられることに!!

中を覗いたらどう見ても詰めれば乗れそうだったのに、有無を言わさず屋根の上へ。

 

結局無事だったので今この記事を書けているわけですが、

もし誰か砂の上に落ちていたらどうなるんだろう?

と考えると恐ろしいと思ってしまいます。

 

そんなこんなで怖い思いをしながらも、なんとかキャンプ地へは無事に?到着。

そこでキャンプ地を管理しているらしいラクダ遣いたちに件の「トイレ問題」について聞くことに。

返ってきた答えは….

“Toilet is everywhere!!”

(トイレはどこにでもあるよ!)

 

やっぱりPRA〇Aの(明らかに偽物の)キャップを被ったおじさんの言うことは信用ならなかった…

キャンプ地にはトイレがあるって言ったのに…

それとも砂がトイレにもなるとでも言いたかったのでしょうか。

ゴミ箱も満足にないので、こんな時に携帯おしり洗浄器が役立つと痛感した場面でもありました。

 

砂漠の入り口への帰りのジープで必要以上にぼられるなど、

その後も少し大変なことがありましたが、予想以上に砂漠泊は楽しく終わっていきました。

ラクダ遣いたちが用意してくれたタジン鍋は非常に美味しかったですし、

夕食後彼らが披露してくれたベルベルミュージック?も興味深いものでした。

そして何より、砂漠で見た景色は一生の思い出です。

 

モロッコ メルズーガ砂漠

 

写真ではなかなか伝わりにくいですが、

この景色のためなら今までモロッコ商人たちにつかれてきた嘘も多少は許せるような気がしてきます。

 

しかし本当に大変だったのは、翌朝砂漠の入り口まで戻ってきてからのことです。

私たちは砂漠ツアーが終わると同時にフェズという街へ行くことを計画していたのですが、

旅行会社の人が言うには130~200DH(ディルハム/日本円で約1500円~2500円)あれば足りるとの話でした。

 

大きい荷物を受け取り(実はその到着もかなり遅かった)、フェズへ行く手段を確保しようとしていると、

昨日からジープの屋根に載せてきたり、必要もないのにぼったくったりしてきたあの運転手が、

再び私たちのところへやってきて、フェズに行くのかと聞いてきました。

そうだと答えると運転手は300DHだと言い始めたのですが、

私たちはその時点で想像以上に砂漠ツアー中にぼったくられていたため、

現金で1人200DHしか残っていない状態です。

 

そこで交渉のために「私たちは1人150DHしか持っていない」と伝えると…

なんと怒ってそのまま遠くへ行ってしまったのです!

要は交渉拒否ということ。

 

私たちはなんとか公共のバス等を探してフェズまで向かうとしても、

運転手としては一銭もお金をもらえないのと、

たとえ150DHでももらえるのとどっちがいいのかという話なのですが…

 

我々がどうしようかと話していると、15分か30分くらいして再び運転手が戻ってきました。

今度は何を言い出すかと思えば、「とにかくお金は後でいいからこの車に乗れ」と。

どこからやってきたのかすらよくわからない車と新たな運転手が登場し、無理やり乗せられることに。

 

最終的に交渉に交渉を重ね、ツアー前に言われた値段の最大値である200DHでフェズまでたどりつくことができたのですが、

色々と大変なことがあったなあという思い出が強く残っています。

もちろん、そうはいっても砂漠は絶景でしたし、行って良かったとは思いますが。

 

Booking.comで快適なゲストハウスを予約するコツ。

南京虫 Bed Bug

今回は私がBooking.comを利用して、今後は気を付けたいなと思ったことについて綴りたいと思います。

 

皆さんはBooking.comをご存知でしょうか?

Booking.comとはホテル予約サイトのことです。

例えばCMでおなじみのトリバゴもホテル予約サイトのひとつです。

 

他にもHotels.comやアジアに特化したAgodaなどがそれにあたります。

 

このようなサイトを利用する利点として

  • 正規料金よりお得である場合が多い
  • ネットで即予約
  • 一部クレジットカード決済可

などが挙げられます。

 

常に明日の宿が決まっていないバックパッカーにとってはなくてはならないものです。

 

皆さんの、ホテルの予約をする際に決め手となるものは何でしょうか?

サービスやランク、価格など人それぞれであると思います。

 

私がホテルを予約する際の決め手にしているのは、

「口コミ」です。

 

基本的にお金がなかったので、

  • 安い
  • 虫の被害が少ない
  • 私が我慢できるくらいの清潔さ

を満たしているホテルを口コミや評価をじっくり見て決めていました。

 

しかし、何度か失敗してしまったのです。

 

まずひとつめはラオスの古都、ルアンパバーンのある宿です。

 

口コミも評価もルアンパバーンのゲストハウスの中では最高でした。

価格も安く、部屋も清潔と書かれていたため宿泊の予約をしたのですが、

着いてびっくり、今までで一番汚かったんです。

 

特にシャワールームが最悪でした。

つま先でないと歩けないくらい何かでドロドロです(^^;

 

あの口コミは何だったんだ!と思いすぐに確認しましたが、

高評価のコメントがとても多いです。

しかしよく見てみると、評価の良いコメントをしている宿泊客のほとんどが個室のお客さんのようでした。

 

私は基本ドミトリーに宿泊するので、個室のレビューを見ても何の役にも立ちません。

 

この経験から、ホテルの予約をする際はホテル全体の評価より

自分の宿泊する部屋の口コミをしっかりと確認する必要があることを学びました(-_-;)

 

そしてふたつめが、マレーシアの島、ランカウイ島に宿泊した宿での出来事です。

 

その宿も、宿全体の評価はとても良かったです。

ドミトリーの口コミもばっちりでした。

 

ドミトリーは1階と4階にあり、1階のほうが安価であると説明を受けたため、私は迷わず1階を選びました。

 

しかし、枕のシーツを渡され案内された部屋は

窓がほぼない。

隣に怖そうな男の人が寝ている。

ベッドが隣り合わせの暗くて静かな部屋

でした。

 

ドミトリーで女一人なんて経験は何度もあったのですが

そのときはさすがに「あ、無理だ。」と思いました(^^;

 

問題は大量の蚊です。

1階でほぼ壁がないような部屋だったため、

信じられないほどの蚊が部屋中にいました。

 

一晩なら、と一瞬思いましたが、

男の人は怖いしこんなにたくさんの蚊に刺されたら病気になるかもしれないし…

 

という思いから個室に変えてもらいました。

個室はやっぱり最高です。

 

今回の失敗は、細かくレビューしておきました。

格安バックパッカーの宿探しは本当に難しいです。

 

東南アジアの快適バスGiant Ibis(ジャイアントアイビス)【タイ/バンコク~カンボジア/シエムリアップ】

バンコク Giant Ibis

東南アジア諸国の旅行の際、タイからカンボジアへのルートは一般的ですが、

いつも悩ましいのが国境越えですね。

タイのバンコクからアンコールワットで有名なカンボジアのシェムリアップへの移動は

飛行機か、陸路かの選択肢があります。

予算に余裕がある場合は時間と疲労を軽減できる飛行機で、となりますが、

少しでも安く!という人はやはりバスの利用になるでしょう。

今回は私が利用した長距離バスの紹介をします。

 

バンコクからシェムリアップの移動バスは約30ドル前後で複数のバス会社が運営していますが、

私がお勧めするのはGiant Ibis

他社よりバス料金は5ドルほど高めですが、評判がよかったので迷わずこちらにしました。

陸路の国境越えは大変だという噂をあちこちで耳にしていたので。

バンコク Giant Ibis

 

過去の経験からいえることですが、バス旅行に関して言えば

「値段の高さ=快適度の高さ」

という方程式は嘘ではありません。

 

節約の旅も結構ですが、あまりケチりすぎているとストレス度が半端なく旅自体が楽しくなくなってしまいます。

ここは数ドル高くしても快適さの確約を獲るべきでしょう。

ちなみにカンボジアのビザは事前にオンラインで取得しておくほうが現地でのトラブルを回避できるのでオススメです。

 

東南アジアでのバス移動は10回以上経験しましたが、評判通り、

このGiant Ibisのバス移動はその中で1、2位といえるくらい快適でスムーズな旅でした。

 

それはひとえに英語が通じる状況で欧米的なサービスの質をうけたからにほかなりません。

そしてスケジュールはほぼ正確。

ストレスフリー万歳です。^^

 

東南アジアのバスドライバーは英語が片言くらいしか話せない場合がおおく、

しかも「You! XX!!」など軍隊ばりの命令口調で客をどなりつけることでしかコミュニケーションを取る術をしらない人が多いです。

質問しても嘘半分の返答しか戻ってこないですしね。

たぶん、英語の意味がわかってないのでしょう。

相手の言葉がわかれば話は別なんですが、言葉の壁は、ほんっと辛いです。

もうバスに乗ってるとスタッフからは家畜のように扱われるのが東南アジアのスタンダードだと思って良いくらいです。

 

でも、Giant Ibisのスタッフたちは違います。

彼らは普通の乗客として私たちをあつかってくれます。

 

Giant Ibis wifi

バスは清潔でシートはなかなかの快適さ、水と軽食付きで無料Wi-Fiも付いてます。

 

 

Giant Ibis 食事

乗車して間も無くクロワッサンと缶コーヒーのスナックが配られました。

 

 

Giant Ibis 食事2

そして旅の後半は小さなランチセットが配られました。

 

バスはオンラインで事前購入できます。

自社サイトもありますが、英語が苦手という方は、

東南アジア、オンライン予約サイト12Go.Asiaで日本語でもみれます。

手数料がどちらのサイトも1ドルほどかかりますが、

事前に予約をして席を確保していたほうが安全です。

 

バスはバックパッカーの聖地といえるカオサンエリアから朝7:45に出発します。

片道料金は32ドル(3、491円)(2018年1月現在)。

 

タイ カンボジア 国境

国境でバスをおりてスタンプを押してもらって国境を越えたところでまたバスに乗り込んで移動。

バスの終点では、流しのトゥクトゥク(三輪タクシー)が待機していて、

それらを捕まえて宿まで移動するが一般的です。

 

え、宿泊代を節約するための夜間バスはないのか?

うーん、この路線では聞いたことないです。

仮に夜間に出発しても国境につく時間帯は夜中で、

当然国境は閉鎖しているのでバス中で開館待ちになります。

なので朝出発が理にかなっているといえます。

 

ラオスの古都、ルアンパバーンの格安ブッフェ

ルアンパバーンでの格安ビュッフェ

今回はラオスの古都、ルアンパバーンでの格安ブッフェ体験談について綴りたいと思います。

場所はメインストリートの路地を少し進んだ所にあります。

お店の名前はありませんが、空いている席が全くないほど賑わっているので簡単に見つけることが出来ると思います。

ルアンパバーンでの格安ビュッフェ

 

こんなお店が3つほど連なっていました。

メニューはどこも同じような感じでしたので、空いているお店に行くといいと思います。

 

日本では見かけない料理が多くみられました。

ラオス料理というよりは、家庭料理のような感じです。

種類もとても豊富です。

 

お金を払うと、お椀と箸を渡され

食べ放題スタートです(^^♪

 

ルアンパバーン ビュッフェ

私が選んだ料理がこちらです。

炭水化物ばかりですね(^^;

 

左下から時計回りに

 

チャーハンのようなもの

そうめんのようなもの

おそらくパッタイ

カレー味のジャガイモ

カレー味のパスタ

 

です。

 

食べてみた感想は、微妙です。

美味しいかと言われたら、美味しくはないです(笑)

 

カレー味の料理が多かったように感じます。

ラオスはカレーのスパイスを使った料理が有名なのでしょうか。

 

選んだメニューにも原因があると思いますが、

全体的に油っこく、すぐにおなかが膨れます。

 

赤いところがないスイカやレタスやキュウリなどの野菜も多くあったのですが

他の料理に比べ、虫がたくさんついていて…

(ハエはもちろん、日本の一般家庭でもよく見る有名な虫まで)

 

野菜も傷んでいるものが多かったので食べても大丈夫そうなものを選んだ結果、

こうなりました(-_-;)

 

驚くべきブッフェの値段なのですが、

なんと1万5千キープです。

 

日本円で200円もしないくらいでしょうか、

とっても安いですよね…!

 

私はおかわり出来ませんでしたが

一緒に行った友人たちはとてもたくさんおかわりしていました。

 

一品4万キープほどしますが、魚の丸焼きや大きな肉の串焼きのような別メニューもありました。

 

とても量が多いので、誰かとシェア出来るようであれば是非食べてみてください。

そっちは美味しかったです(^^;